アロパシーとホメオパシー

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ホメオパシーの根本原理である「似たもの同士こそが互いを癒すことができる」という考えは、一見奇妙な感じがするかもしれませんが、実は私たち日本人にとっては非常になじみ深い考えです。

日本では伝統的に風邪を引いたら「温かくして寝る」「ショウガとネギのお澄ましを飲む」など、熱があるときに体温を下げるのでは上げる方向に働きかけます。
しかし風邪薬で解熱剤などを服用して熱を下げる行為と、暖めて体温を上げるということに矛盾を感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか?
この熱を下げるという発想は西洋由来のもので、西洋では高熱がでるときに患者を氷風呂に入らせるなど体温を下げるといったことをすることもあります。

このようなことをしてはかえって風邪を悪化させかねないと、日本人の私たちは考えますが、西洋医学の病気へのアプローチは根本的に上がっているものは下げる、下がっているものは上げるといった対処的なものです。
具体的には先ほど述べた通り、熱があれば解熱剤、頭痛があれば鎮痛剤といったことです。
ホメオパシーとは?」 のコーナーでも述べましたが、このような考え方を、ホメオパシーの対をなすものとして、「アロパシー」と呼びます。
現在のところ、医学という言葉は「アロパシー」のみを指すと言っても過言ではない状況であり、その他の様々なものが代替療法として一緒くたにされてしまっています。

西洋医学は最も洗練された医療システムの一つですが、西洋医学で治らなかったようなケースが代替療法でうまくいったというような話はよく耳にされるかと思います。一つの医療システムだけに固執せずに、様々な療法を柔軟に活用することが理想的ではないでしょうか。

ホメオパシーも同様で、ホメオパシーだけですべての病を癒すというのも極論です。

例を挙げれば、ホメオパシーは精神的なサポートや原因がわからないような慢性症状に効果的ですが、外科手術は行いません。
一方、アロパシーの外科手術というのは、他の代替療法の如何なる技術をも凌駕した域に到達していると思います。
どれか一つというのではなく、私たち自身に最適な医療を選ぶということが、より自由で簡単にできるようになるとよいですね。