【アート展】 HOUSE VISION : ハウスビジョン Part 2

ハウスビジョンのPart 2です。

3番手は、未来生活研究所:山本理顕、末光弘和、仲俊治

テーマは「地域社会圏」

ザクッとした説明をすると、数百人規模の巨大コミュニュテューを構成する住空間をデザインして、多くの場所を共有のスペースとして生活するというコンセプトでした。

こういったコミュニュテュー的な共有設備をもった住環境はオランダなどでもすでにやっていたと思いますし、個人では手に余るような設備でも共有だと導入が楽なのでアイディアは好きです。

ただこの模型で見える世界だとあまりにもご近所付き合いが濃厚というか・・・。もうひとつ屋根の大きな家で何十世帯も暮らすような印象でした。

ロンドンで数年間シェアハウスをしてきた人間からすると、ここまで近すぎる空間でこの人数が暮らすのはちょっと無理があるんじゃないかという感が強かったです。

しかし住居ではなくて、企業のワークスペースとして模型をみると、全く印象が違います。こんな環境で働ける企業があったら、さぞかし働くのも楽しいだろうと思います。

アメリカの開放的なIT企業、グーグルなどの仕事場の環境づくりに近いイメージですね。

しかし、まあ・・・日本の企業風土では難しいかもしれませんね。能率や仕事量よりも机にへばりついてることが大事だと思うような文化では実現は難しそうです。

また病院などでこういった開放的な雰囲気にできたら素晴らしいと思いますし、病院特有の雰囲気も和らぐのではないでしょうか。衛生面でどうなのかちょっとむずかしいかもしれませんが。

なんというか大きな施設といった趣で、住空間としてはあまり見れませんでしたが、コンセプトはとても面白かったです。もっと個人の空間を配慮したりしてアイディアを練りこんだら現実的に生活できる空間になりそうな気もします。

しかし上の写真のうなぎの寝床ベッドは、ちょっと人によっては辛いのでは(笑。

さて、今回の展示で、一番の目当てだった杉本博司の待庵コピーです。

結構しっかりと複製するように心がけたと話していた・・・気がします。

これは直島の神社の階段にも使われたガラスのブロックですね。こういうちょっとしたアレンジが楽しいです。

光線の入り方が綺麗。

写っていませんが、風炉用の凹みもきちんと作られていました。

屋根は、雨音を楽しむために、トタンを葺いたそうです。確かに侘び寂びにマッチしています。モダン侘び寂びですね。

蛇足ですが、トタンがなぜ鉄に亜鉛をコーティングしてるかというと、イオン化傾向の違いで鉄の腐食を防ぐことができるからだそうです。犠牲防食というらしいですね。

メインの建物のディスプレイもシンプルで洗練されたデザインで統一されていて、流石のおしゃんてぃーぶりでした。

格子もガラス製です。光が通って良いですね。

この一枚板のテーブルがシンプルな存在感だけどもしっかりとした重量を感じる質量感もあって使ってみたくなります。これほどの一枚板はもうなかなか手に入らないそうです。

ミニマリスティックにまとまってて洗練されていました。

板塀は、樹皮をつかったものを竹で固定していました。

原美術館でも使われていた逆さぼうきが、ここでも垣に用いられています。

Posted by shin

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