ベルギーに生きる人たち

The myth of Dendermonde : デンダーモンデの伝説 から微妙につながる話なのですが、そのデンダーモンデという町に限らずベルギー人はとても故郷と伝統を大切にして生きています。

世話になったベルギーの友人から聞くところによると、ベルギー人の多くは故郷からでても、いずれは自分のふるさとに帰ってくるそうです。
彼曰く、most of、ほとんどの場合といっていました。
もちろん、皆が皆ではないのでしょうが、広く普及している認識のようでしたし、実際少なからぬ割合なのだと思います。

そして先のフェスティバルの件もそうですが、自分の郷土に深い愛着と帰属感を持って生きています。
この郷土に対する愛着というのは様々な文化圏に通じる普遍的なものですが、ベルギー人の彼から話を聞いたときに、おそらく日本人の多く、特に私のような代々東京に住んでいるわけではない東京人には希薄な感覚だなと思いました。

話はそれますが、私は東京に出身でして、記憶も定かでない幼い時分にアメリカにいた以外は、東京の23区内にべったりで育ちました。
ロンドンでは、日本全国様々な場所からきた日本人に会う機会があり、自己紹介の際に自分が東京出身であることを告げると、もちろん初対面のお世辞もあるのでしょうが、多くの場合、東京に生まれるのは良いことだといった反応が返ってきます。

確かに東京は、便利で常に新しいものであふれていますし、流行の最先端があり、?歴史もある街です。

しかし、私は自分が育った場所にふるさとといった感覚はありませんし、帰属感もありません。
代々東京に住んできた家系でないというのもあるかもしれませんが、ある場所に生まれ育ったというだけでは、やはり「ふるさと」にはなり得ないような気がします。
そこに自分や家族を取り囲む関係性があり、脈々と受け継がれてきた文化があり、なによりも自分を育ててくれた自然があってこそ、「ふるさと」という感覚が生まれ、郷土愛も育まれるではないかと思います。

そういった意味で、よく言われる都会の近所づきあいの希薄な世界は、故郷といった感覚が生まれにくいのかもしれません。

ですが、私はロンドンで数年間過ごすことで、東京にいるときにはわかりえなかった「ふるさと」という感覚を少し理解できた気がします。
文化的に非常に異質な場所で生活することで 、日本という島に対して郷土感を覚えるようになりました。
これはローカルな郷土感とは違ったものでしょうが、それでも自分の帰る場所があるという感覚は共通しているように思います。

しかし、面白いことに、私はロンドンに対してもある種の郷土感の感じています。
たかが数年しか過ごしていませんが、東京に比べて緑の豊かなこの街で、いつも自然に触れて生活してきましたし、多くの人に出会い、何よりもロンドンは自分の中に新しいものを芽生えさせ成長させてくれたからだと思います。

そういった意味では、そこで過ごした時間の長さや生まれた場所が問題なのではなく、自分の中に、ここでしか生まれえなかったものがあることで、私たちはそこに郷土を感じるのかもしれません。

いつもクリックありがとうございます。

にほんブログ村 健康ブログ ホメオパシーへ

にほんブログ村

人気ブログランキングへ

シンヨシダホメオパシーセンター

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする