ホメオパシーで乳幼児が死亡?

「ホメオパシー」トラブルも 日本助産師会が実態調査

記事を読んで頂ければ詳しい情報が載っています。

要約すると、乳児にビタミンK2のシロップを与えるところを、レメディーを代わりに取らせて、シロップを摂取しなかったせいで、死亡につながったというのが大まかな話の流れのようです。
「生後の投与が常識になっているビタミンKを与えなかったためビタミンK欠乏性出血症になったことが原因として、母親 (33)が山口市の助産師(43)を相手取り、損害賠償請求」とあります。

うーん。
色々と突っ込みどころが多くて悩ましくはありますが、何よりまずビタミンKの代わりに、ポーテンシーのレメディーを摂らせていたという時点で、もうアウトな感じはします。
大まかに、2つ面でどうかなと思うところがあります。

1.サプリメントの代替としてに、サプリメントからできたレメディーを使用する。

2.サプリメントを摂ることで回避できる問題を、わざわざレメディーで代用していた。

1.
ホメオパシックレメディーでビタミンなどから作られたレメディーはありますが、「レメディーでサプリメントの代替品」というのは、 かなり強引な考えだと思います。
こういったレメディーの用い方は、アイソパシー(イソパシー)とも呼ばれる方法に近いのですが、このメソッドをサプリメントの代替としてしようすることは、特殊な状況(例えば、元物資であるビタミンサプリメントに対してアレルギーがある:冗談みたいな話ですが、たまにいらっしゃいます)などといった状況を除いて、あまり良い選択とはいえません。
レメディーというのは、「刺激」であって「体に何かを補給する物質」ではありません。

体に何か栄養素が足りないときは、レメディーでなくてサプリメントを摂るのが道理だと、私は思います。

2.
私はホメオパシー薬局で働いていましたが、レメディーに限らずサプリメントや化粧品なども置いているファーマシーでした。
そこで仮にビタミンCをお求めにいらっしゃったお客様に、ビタミンCの錠剤ではなくレメディーを勧めるのはかなりNGです。
当たり前のことですが、?そこにビタミンがあるのだからわざわざレメディーを使うメリットはないからです。

抗生剤や鎮痛剤などでしたらまた別の話ですが、ビタミンなどの単なるサプリメントを、問題が起きるリスクを負ってまで回避するのは賢明な判断とはいえないでしょう。
このようなことが起きてしまったのは残念ですが、助産におけるホメオパシーが慎重になる良いきっかけとなるかもしれません。

今回の裁判を受けて、ホメオパシーそのものを否定するような意見もちらほら見受けましたが、それは少し筋違いなのではないかと思います。

このK2シロップを使用しなかった自然療法の思考というのは、ホメオパシーというシステムの問題ではありません。
ホメオパシーというフレームは、本来、レメディーとその用い方を指し示すものですが、サプリメントを使わないといった思想をもつものではないからです。

今回はホメオパシーが適切に用いられなかった残念なケースかもしれませんが、だからといってシステムが間違っているというのは極論ではないでしょうか?
人間である以上、判断ミスというのはなくならないものです(今回は裁判の結論はまだでていませんが・・・)。
アメリカ医学学会誌によると、米国での死因のベスト3は、「心臓病」、「癌」、の次点の第3位に、「医師による医療ミス」 が挙げられています。
それによるとおおよそ22万人の方が 医療ミスでなくなっているそうです。
しかし、だからといってこれが西洋医学のシステム自体が間違っているという論理にはならないはずです。
ホメオパシーを使った故に、残念な結果がでてしまったとしても、だから「ホメオパシーが間違っている」というのは、早計な考えではないでしょうか。

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コメント

  1. わーほり子 より:

    時々ブログ拝見してます。
    私もイギリスにきてホメオパシーに興味を持ち始めたのですが、最近ヤフーニュースでもホメオパシーのことが取り上げたりして、日本の家族にもいい印象が与えられてないのが残念です。
    あとサプリメントとホメオパシーの使い分けのことも、とても役に立ちました。自分なりに使い分けようと思います。ところでホメオパシー薬局で働いていたと過去形ですが、もうあちらの薬局にはいらっしゃらないのですか?すみませんプライベートな質問でしたらお答えいただかなくて結構ですので。。。

  2. SHIN より:

    はじめまして

    こんにちは。
    最近は、この乳幼児のニュースをきっかけに一気にバッシングがおこっていますね。
    よくも悪くも認知が広まってきたということだと思うのですが、あんまり良い印象を持ってもらえないこともあるでしょうし、残念なことです。

    そうなんです。
    実は、先月退職しまして、日本にて開業の準備をすすめているところです。
    準備が整いましたら、またブログ上で告知させていただくことになると思います。