ベラドンナは、高熱を伴う風邪では、アコナイトに並んで真っ先に選択肢にくるレメディーです。
「ひどい高熱」という言葉でイメージされる症状にぴったりとはまるレメディーで、
・心臓の動
・顔は赤い
・瞳孔が広がって目を見開いている
・扁桃腺やリンパ腺の炎症
・体の中に熱がこもっているような暑さ
・午後に熱が悪化、特に3PM頃
といった症状が典型的です。
熱が上に昇る傾向があり、頭は熱さで苦しいのに足先は冷たく、体は汗をかくのに首から上はドライな傾向があります。
しかし風邪にありがちな寒気や震えはほとんどありません。
寝相にも特徴があり、苦しいせいか寝返り打って体をひねったようにして寝ていることがあります。
熱が昇るせいか、頭がずきずきしたり、破裂しそうな感じがする頭痛を伴ったりします。
風邪の間は、光に敏感になる人にも当てはまります。
また汗をかいて熱もあるのに、飲み物をほしがりません。
口が渇いていても、喉が渇いた感じにならないのは重要なキーポイントです。
人によっては、レモネードやお酢のドリンクなどの酸っぱいモノをほしがったりします。
精神面では、熱でぼーっとするせいか、うなされたり幻をみたりもしますが、不安や自分の病状を心配したりということはありません。