Kali Bichromicum : カリ・ビクロミカム

 Kali Bichromicum : カリ・ビクロミカム、(以下、Kali-b)はカリウムの二塩化物です。
染色などで多く使われる化合物で、多くの情報は塩を作る工場で働く女性患者から得られたものです。

①.鼻炎

 ホメオパシーにおいて鼻炎のレメディーは掃いて捨てるほどありますが、まずはいくつかの頻出レメディーを使いこなせるようになるのがファーストステップです。

 Kali-bは、鼻炎における超頻出レメディーの一つです。
私の見立てですが、50%近くのケースで大なり小なり効果が見受けられます。
迷ったらまずこれをトライ。

Kali-bは鼻炎において

黄緑色で粘りのある鼻水
痛みを点で感じる

が特徴的です。

 鼻水の色は、透明から半透明になり、症状が進行すると黄色や緑色になっていきます。
特に透明に近いときは、卵白のような弾性と粘りがあります。

 Kali-bタイプの鼻炎では、鼻の付け根のあたりに痛みを感じることが多いのですが、痛みが点のような狭い範囲で感じられたり、或いは顔の片側が痛むけど反対側は平気といったような、痛みの偏りがあるのがキーノートです。

 黄色い鼻水は、ベーシックレメディーの中では、Hepar SulphやPhosphorus、Pulstillaなどがあるので、 症状をよく比較してください。
Kali-bとよく似た鼻水が出るレメディーは、ほかにHydrastisやMerc、Pulsなどがありますが、鼻炎のレメディーをまとめる時に紹介したいと思います。

②.偏頭痛

 Kali-bは偏頭痛にも使われるレメディーです。
鋭い方はお気づきでしょうが、Kali-bの偏頭痛はだいたい鼻炎を伴います。

 だいたい目の上や額などに痛みを感じることが多いのですが、面白いことに鼻炎が良くなると頭痛がひどくなり、頭痛がひどくなると鼻炎がよくなるといった症状の交代がおこることがあります。

 また非常に重要なポイントとして、頭痛があまりにひどいので、一時的に視界が悪くなるという症状があります。
ひどいケースでは、全く見えなくなることもあるのですが、いずれにせよ一時的なものです。
IrisやNat-mが同じように目が見えなくなるほど強烈な頭痛にマッチします。

③.中耳炎

 中耳炎で溜まった膿の残滓を取り除くのにも使われることがありますが、個人的にはKali-bよりもKali-murのほうがよく効くケースが多いように思います。
中耳炎の膿で耳管がブロックされて、聞き取りに問題がおきる場合はKali-mを毎日とり続けると1週間ほどで改善するケースが多いです。

 蛇足ですが、鼓膜が破れてしまったときは、何はともあれまずCalendulaを使います。
耳関連のレメディーの一つとして覚えておいて損はないでしょう。

④.痰

 Kali-bは鼻水だけでなく、痰にも黄色で粘りがあると行った同じような特徴があります。

 痰がたくさん出てちっとも収まらないような場合にも効果が期待できます。
極端な言い方をすれば、朝起きると小一時間は痰を吐くために咳をするほど、痰が絡まっているケースなどに有効です。

 喘息では、ヒューヒューいって黄色い痰がからみ、特に午前3時から4時に 悪化します。
痰を吐き出すために前屈みに座り、咳き込むのですがなかなか収まりません。

⑤.潰瘍

 潰瘍というと、胃潰瘍などを連想される方が多いのではないかと思いますが、口内炎も潰瘍の一種ですし、皮膚にも潰瘍はできます。

 Kali-bは潰瘍にもよく使われるレメディーですが、非常にわかりやすい特徴があります。
それは、綺麗な円形をしているという点です。
穴あけパンチであけたかのような綺麗な円形の潰瘍がKali-bのサインです。

皮膚潰瘍の場合は、特にやけどに使われることが多いですね。

好転条件:暖まること、布団にくるまること、押すこと、動くこと

悪化条件:冷えること、湿気、外気、春、暑い気候、アルコール(特にビール)

動物に使用する場合

Kali-bの特徴である黄色っぽい粘性の鼻水や痰がでるときに試してください。

基本的には、人間と同じように使用できます。

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