【がん】癌になるのは、ほとんどの要素が運によるもので、環境や遺伝は大きな要素ではなかった!?【原因】

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癌になるのはほとんどが幸運か不運によるもので、外的因子の影響は思っているほど大きくない

サイエンスに新しく掲載された画期的な研究によると、どうやら癌になる要素のうち3分の2は単なる「運」によるもので、外的因子の影響は3分の1程度にすぎないらしいです。

ジョン・ホプキンス大学の数学者と遺伝学者がタッグを組んで、過去の統計的データと数学的なモデルを組み合わせて、幹細胞の分裂における変異がどれくらい癌の発現に影響するのかという研究を行ったのところ、強い相関関係があるのが、前段の確率でした。

癌というのは、おおまかに「運」「環境「遺伝」の3つの要素が原因となるのですが、今回の研究によってどれくらいの配分で影響があるのかどうかが明らかになったわけです。ただ、あくまでもモデルを組んだら強い関連が見られたということなので、もちろん100%この結果通りかはわかりらないので、似たようなアプローチを多くの研究者の方にもやってもらって検証して欲しいところです。

長い間、特定の組織が非常に癌化しやすいことは知られていたのですが、どうしてなのかは諸説ありといった状態でした。しかし今回の数学的モデルによって、おそらく単に分裂に伴う遺伝子の変異によって癌化が一定の確率で起きるので、分裂回数が多ければそれに比して癌化する可能性も高いということになります。

結局のところ、交通事故のようなもので、運転回数が増える=分裂の回数が増える、したがって運転すればするほど事故に遭う確率が高まるように、分裂すればするほど癌化する確率が高まるので、組織ごとの分裂回数がそのまま癌化に直結すると考えられるみたいですね。

 

毎日喫煙スパスパしてインスタントフードに酒を飲む生活でもOK?

まあ当然ですが、あくまでも運の要素が従来考えられてきたより随分大きいのではないかというだけで、もちろん禁煙することで肺がんになるリスクは下がりますし、ライフスタイルによって癌になるリスクは当然高くなったり低くなったりします。

これは不健康なライフスタイルが許される免罪符ではありません(笑。

しかし、私も読んでかなり驚いたのですが、おおまかに7割近くが幸運か不運かというのは、一般的な感覚より大分ウェイトが大きいのではないでしょうか?

私として、8割が環境因子で2割ぐらいが運なんじゃないかと思っていたような感じがするので、びっくりな数字です。

この数字を大まかに健康的な生活をしていればそこまで神経質にならなくてもいいとポジティブに捉えるのか、それとも努力しても所詮は運次第と捉えるか難しいところですね(笑。

ただし癌の種類によっても環境や遺伝因子の影響は当然変わってくるので、例えば肺がんはやはり喫煙による影響は非常に大きいですし、紫外線と皮膚がんも強い関連があります。またガン家系であれば、遺伝的な要素は平均的な人よりも高いので、運の要素が押し下げられて遺伝的な要素が強くなるようです。

 

環境、遺伝、ライフスタイルなどの外的要素が強い癌、運要素が強い癌

 

 

上の画像から、環境要素が強い癌をまとめてみると

・皮膚がん
・喉頭がん
・甲状腺がん
・肺がん
・肝臓がん
・結腸がん

があり、これらはライフスタイルによって癌になりやすさが大きく変わります。

結局、やはりきちんとした生活を心がける必要はあるのですが、ランダムな要素が大きいことが明らかになったので、後は天に運を任せて神経質にならずに生きていくのがいいのかもしれませんね。過敏になってストレスを感じるようでは、逆にQOLを下げることになってしまいますし。

知っている人にも、まだ世間に有機野菜とかがあまり知られていない時代から、無農薬有機野菜を食べて、生活全般にすごい気を使っていたのに、そこまで年でもないのに癌になってしまった人もいますから、その時のちょっと腑に落ちない感じが今回の研究で納得いった気がします。

 

元記事が気になる方はこちらからどうぞ 

Most Cancer Cases Are Caused By Bad Luck, New Study Finds

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