The Real Van Gogh : ヴァン・ゴッホ

ロンドンのRoyal Academy of Artsでは現在ヴァン・ゴッホのエキシビションが催されています。

同僚から入るのだけに1時間待つ上に、すごい人だかりでろくに作品が見られないと聞き、個人的にそこまで好きな画家ではないというのもありまして、敬遠していました。
しかし幸運にもRAAの会員である友人が招待してくれ、フリーパスを持っているので待たずに入れると聞き、ご好意に甘えて行ってきました。

The Real Van Goghというエキシビションの名前どおり、彼の有名な作品に触れるというよりは彼がどのような経緯で画家として進化していったのか、どのような人柄であり、どのような人々と交わっていたのかを、絵や彼が残した手紙を通して紹介するのがメインに据えられていました。

若い頃のモノクロによる遠近法や動きの練習画からはじまり、パリに移動してから印象派の影響を強く受け色彩の豊かさに目覚めていくころの彼の絵は、とてもすっきりとしていてものによっては本当に印象派が描いたような画風のものもあり意外でした。

また、ゴッホ自身が「私の全ての作品は、ある程度日本画の影響を受けている(直訳すると:日本画をベースとしている)」と自ら述べていたのも面白く、いくつかの作品では明らかに日本画の構図を取り込んでいるのも印象的でした。

面白いことに、やはり有名なゴーギャンとの決別と耳を切り落としたあたりが精神的に病んできたタイミングだと思うのですが、それと一致してあの独特のうねるような溶けるような絵に変容を遂げていきます。
人間の精神状態というのはかくも顕著にこういった表現にでてくるものかと感心しました。

職業病でついどのようなレメディーがマッチするかを考えていたのですが、Syphillitic なレメディーが一番近いかなと思いました。
こういった歴史に残るような作品を残したアーティストの多くが、非常に強烈な自己破壊傾向があり、自らの中で凄まじい破壊と創造のプロセスを生み出しているのはとても興味深いです。

ゴッホの独特の絵は、美しく印象的なものの、精神を病んでいる人間のうねりとバイブレーションが滲みだしているかのようで、私はあまり好きではなかったのですが、エキシビションを通じて彼の絵画に対する真摯な姿勢と情熱を知って大分印象が変わった感があります。
といっても、自分の家に飾りたいような絵ではないのですが・・・。

開催期間中にロンドンにいらっしゃる方は、一度訪れて損はないエキシビションかと思います。ゴッホという画家を理解するようによく練られているので、あまりゴッホが好きでない方も楽しめるかと思います。

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