痒い時にカキカキするとなぜますます痒くなるのか。

掻けば掻くほど痒くなる!

痒い時に掻いていたらますます痒くなる体験をしたことまあ大体の人があるとおもいます。

特に蚊に刺されたときなどは、掻いてるときは良くても後から余計痒くなって、掻けば掻くほど痒みがひどくなるというネガティブスパイラルを経験したことがある人は多いのではないでしょうか。

痛みと痒みは親戚

そんな「痒みという感覚」は、今まで熱心に研究されてこなかったのか、面白いことについ最近まで「痛みの感覚」の一種だと考えられていたそうです。

2009年に、実験用マウスで痒みの神経細胞が見つかったことから別個のものだとわかったわけですが、脳の領域でこれらの感覚を司る部分は似通っているので、同じではないにしろかなり近い感覚だそうです。

またこれがなぜ引っ掻くことで一時的に痒みがなくなるかということに対する答えの一部でもあります。

要するに痒い時に痛いことをすると、脳の領域がオーバラップしているために痒みが痛みで上書きされて一時的に感じなくなるというカラクリです。

つまり「痒いところを叩け!」っというのは単なる迷信ではなくて科学的にも説明できるものだったんですね。

真の親玉はセロトニン

ただこれだけではなくて、引っ掻くという行為は、幸福のホルモンと言われている「セロトニン」の分泌を促すんだそうです。

このセロトニンは、満足感や安らぐような感覚と関係が深いホルモンでして、身体的にも非常に重要な役割を果たしてます。

足りてないと鬱病、不眠症、寝ても寝ても寝足りないなどのよくある現代病的な症状がでてきます。

鬱病では、顕著にセロトニンが足りていない場合もあり、セロトニンの前駆体などを服用することで症状が改善する人もいます。

そんなセロトニンですが、痛みを和らげるという非常に重要な作用があります。したがって掻くことでセロトニンも分泌されて、気分も良いし痛みを和らげるというサイクルが発生するわけです。

これってやはり怪我した時に子供にさすりながらしてあげる「いたいのいたいのとんでけー」の科学的な裏付けになるんじゃないでしょうか。

しかしこのセロトニンの分泌は、先ほどの痛みと痒みが似通っているという点が逆に問題となります。

掻くことで痛みのためにセロトニンが分泌されて、その一連の反応が痒みの神経細胞も刺激することになってしまうので、一時的には痛みによって痒みを感じなくなるのですが、最終的には刺激によって痒みが増幅してしまうという結果になってしまうわけですね。

それにしても、原因がわかってもどうしようもないっていうのが歯痒いですね。冷やすとかもたぶん痒いっていう感覚をごまかしているだけで根本的な解決位にはならないでしょうし。

結局、炎症がおさまるのを待つしかない。蚊に刺された場合は、ポイズンリムーバーで蚊の唾液を取り除くとだいぶいいそうですが・・・。Calendula&HypericumにGotu Colaとかが入っているクリームでも塗れば多少増しなのかな。いつか作って試してレポしたいと思います。

 

Why Does Scratching an Itch Make It Itchier?

元記事はScientific American より

 

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